花の都とよばれるパリは、フランスという国にあります。
地図ではかってみたら、親指と小指をひろげても届かない、
遠い、遠い国でした。
おじいちゃんとおばあちゃんが住むこの国へ、
私は、1週間後に旅立つのです。
今日、パリのガイドブックを見てみました。
あわい水色の空。
その下に、ピンとそびえたつエッフェル塔。
石だたみの通り。
がいせん門。
大きくゆったりしたセーヌ川には、船。
川ぞいには、小さな屋台の古本屋さんがたくさんあるみたい。
ブキニスト、というそうです。
石づくりの建物も、すてきです。
きれいなブルーのペンキでぬられた扉や窓は、
葉っぱや木のつるをかたちどった
きれいな鉄の細工でかざりつけてありました。
何百年も前の建物にも、ちゃんと今も人が住んでいるんだって。
どんな人が住んでいるのかな。
ページをめくるごとにでてくるパリの風景は、
日本とはまったくちがっていて、
想像がムクムクとひろがっていきます。
想像といっしょに、
勇気もムクムクとふくらんできたような気がします。
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