「 | クリスマスの奇跡!」 |
「 | サンタさん・・・・・・?」 |
「 | ここは、森と湖の国。」 |
「 | 初ライブは大成功!」 |
「 | わたしのそら。」 |
パリに来て、2週間がたちました。
私が出会ったフランスの女性は、
みんな自分にあった香りをつけていました。
おばあちゃんに聞いたら、
「フランスでは自分の香りをもたない女性はいないのよ」
と教えてくれたのです。
そこで私は、サンジェルマン大通りにある
「ディプティック」を訪ねました。
ここはフレグランス(香水)のお店です。
店員のおねえさんは、きれいな金色の髪をキリッとひとつにまとめ、
品のいい白いシャツと黒のタイトスカートを
かっこよく着こなしていました。
そして、ゴージャスでおとなっぽい香りをまとっています。
その香りは、おねえさんにとてもよく似合っていました。
私はおねえさんのアドバイスにしたがって、
いちばん好きな香りを探しました。
香りの名前にとらわれないで、
においに集中します。
私がえらんだのはミュゲという香り。
野に咲くスズランのさわやかな香りがしてきます。
フランスでは、5月1日のミュゲ・デー(スズランの日)に、
親しい人にミュゲの花を1輪おくって幸福をいのるのよ、
と教えてくれました。
帰ってからもずっと、幸福につつまれています。