ジャカランダの下で。
2007.08.19[Sun]17:44
風にゆれて、きみどり色のこまやかな葉っぱが、
サワサワと音をたてています。
そこに小さな小さなつぼみを見つけました。
そのとき「ディス イズ ジャカランダ(これはジャカランダです)」
という声が聞こえたの。
ふりかえると、昨日のモラン(マサイの戦士)。
私がびっくりしていたら、
笑顔で「ソパ!(マサイ語で「こんにちは」)」と言ってくれました。
「ジャカランダは、雨期になると、
紫色の花を木にたくさん咲かせるんだ」とモラン。
私が「日本の桜みたい」と言うと、
「サクラ?どんな花だ?きれいなのか?」と聞いてきます。
笑顔になると、キリッとした顔が子どもみたいになって、
私はとてもうれしくなりました。
彼の名前は、カニンケ。
私より2才年上のおにいさん。
聞きたいことがいっぱいあったのに、
彼は「キドゥア!(また会いましょう)」とマサイの言葉で言うと、
サバンナの向こうへ行ってしまいました。
カニンケくんに、また会えるかな。
もっともっとお話ししたいな。
そういえば、彼はなんで英語が話せるんだろう?
〈マサイの言葉「マー語」講座〉
マサイは、もともと「マー語を話す人たち」という意味なんだって。
ケニアには、マサイ族をふくめて40くらいの部族があるそうよ。
その人たちは、ふだん自分たちの言葉を話しているそうです。
今日は、教えてもらったマー語を紹介します。
ソパ! → こんにちは。
イーパ → こんにちはへの返事。
カージ リカ → 私の名前は、リカです。
イラ ソパ → 元気ですか?
アラ ソパ → 元気です。
オレセレ → さようなら。
キドゥア → また会いましょう。