はじめてのゲームドライブ!
ガイドのアタナスさんに「なんの動物が見たい?」と聞かれて、
私は覚えたてのスワヒリ語で「シンバ!(ライオン)」と答えました。
アタナスさんは無線で仲間たちと情報交換をしたかと思うと、
まよいなくサファリカーを走らせていきます。
茶色い草原のまん中で、サファリカーはスピードを落とし、
アタナスさんが遠くのブッシュ(低い木のしげみ)を指さしました。
よく見ると、
・・・・・・いました!メスのシンバです。
すぐそばに、オスのシンバもいます!
私は、とても緊張しました。
おそってきたらどうしよう?私をエサだと思ったら?
けれど、メスのシンバはあくびをひとつ。とてもねむたそう。
すると、アタナスさんが
「狩りは終わってしまったみたいだね。
昼間はねむって、体力を使わないようにしてるんだよ」と言いました。
とにかく、百獣(ひゃくじゅう)の王が
お腹がペコペコじゃなくて、よかったです。
〈野生動物図鑑「ライオン」〉 |
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スワヒリ語で「シンバ」。
ごぞんじ、百獣(ひゃくじゅう)の王ライオン。
ライオンは、「プライド」というメス1 ~ 6頭と
オス1 ~ 2頭のグループで暮らしているんだって。
プライドのなかで狩りをするのはメスの仕事。
でも食べるのはオスが最初だそうです。
オスの仕事は、なわばりを守ることなんだって。
〈野生動物図鑑「チーター」〉 |
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スワヒリ語で「ドゥマ」。
地上でいちばん速く走ります。
その速さは、時速90km以上ともいわれているからおどろきです!
でも、速く走り続けられるのは500mくらい。
その間に、狩りをすませなければ失敗してしまうそうです。
また、長いしっぽは、走って方向をかえるときに
バランスをとるのに役立っているんだって。
〈野生動物図鑑「アフリカスイギュウ」〉 |
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スワヒリ語で「ニャティ」。
ナポレオンの帽子のような角がとくちょうで、
バファローとも呼ばれています。
とっても気のあらい動物で、
ライオンでも負けちゃうことがあるんだって。
また、おそわれている仲間をたすけることもあるそうよ。
強くて勇かんなのね!
〈野生動物図鑑「カバ」〉 |
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スワヒリ語で「キボコ」。
カバは、昼のあいだ水の中でねむり、
夜になると、地上に上がって草を食べます。
水の上に目と耳と鼻をだしてチャプチャプしているか、
大きなあくびをしているイメージがあるカバ。
じつは時速40kmもの早さで走れるんだって。早い!
〈野生動物図鑑「トピ」〉 |
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スワヒリ語で「ニャメラ」。
顔と太ももにひろがる黒いもようがとくちょう。
オスにもメスにも角があります。
ライオンやチーター、ヒョウなどに追いつめられると
反撃をすることがあるそうです。
怒らせると、こわいタイプ?
〈野生動物図鑑「トムソンガゼル」〉 |
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スワヒリ語で「スワラ トミ」。
茶色の体に黒と白の横線。
ヤギに似ているけれど、これは牛の仲間。
ライオンは、このトムソンガゼルが大好物。
だけど、すごく足が速いから、
ライオンはなかなかつかまえられないんだって。
〈野生動物図鑑「インパラ」〉 |
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スワヒリ語で「スワラ パラ」。
美しい曲線の体に大きくてりっぱな角。
角は、オスだけに生えています。
ピョーンととべば、高さ2m以上、距離は10mにもなるんだって。
インパラは牛の仲間で、食べ物は草。
1頭のオスに多いときは40頭のメスが集まって暮らしています。
おしりについた3つの黒いスジがポイント。
〈野生動物図鑑「ダチョウ」〉 |
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スワヒリ語で「ブニ」。
アフリカにしかいない、世界でいちばん大きな鳥。
鳥なのに飛べませんが、
時速70kmのスピードで走れます。
オスは、黒と白の羽がとてもファッショナブル!
メスは灰色の地味な羽なので、
すぐに見分けることができます。
〈野生動物図鑑「クロサイ」〉 |
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スワヒリ語で「ファル」。
厚い皮フでおおわれ、その体重は1 ~ 2トン!
アフリカ大陸にはクロサイとシロサイがいますが、
木の葉を食べるクロサイは、上くちびるがとがっていて、
草の葉を食べるシロサイは、くちびるがまっすぐ。
でも、密猟(みつりょう)によって、
マサイ・マラでシロサイは絶滅してしまったとか・・・・・・。