今日、街を歩いていたら、
逆さまにはられた「福」の文字を見つけました。
幸せを逆さまにしたら、不幸せになっちゃうよ!
まちがって、はっちゃったのかな?
よく見ると、オープンしたてのお店みたい。
そのとき、店員さんがでてきたので
「福が逆さまです!」と教えてあげました。
すると、店員さんは大笑い!
話を聞いてみると、
これはとてもおめでたい縁起物(えんぎもの)なんだって。
中国語で「到(=やって来る)」と「倒(=逆さま)」とは、
それぞれ「ダオ」という、まったく同じ発音。
だから、福という文字を逆さまにはると、
「福がやって来た」という意味になるそうです。
春節(しゅんせつ:中国のお正月)をむかえるときには、
家の門にもかざられるんだって。
中国には、いろんな習慣があるんですね!
日本にも、そんな習慣があるのかな?
〈中国のお正月、春節って?〉
中国では、西暦の1月1日ではなく、
伝統的な“旧暦の1月1日”に新年をお祝いするんだって。
旧暦の1月1日は、カレンダー上の1月下旬から2月中旬くらいのことで、
なんと毎年、日にちが変わるそうです。
日本と中国の暦(こよみ)がちがうなんて知りませんでした・・・・・・。
ちなみに来年は、2月7日に春節を迎えるそうです。
春節(しゅんせつ)をむかえると、街中が縁起(えんぎ)のいい
赤と金色でかざりつけられます。
またあちこちで爆竹(ばくちく)がならされて、とってもにぎやか。
お金があまるように、という願いをこめて
「余(=あまる)」(ユー)と同じ発音の「魚」を食べたり、
よいことがたくさんおこりますように、との願いをこめて
「吉(=よいこと)」(ジー)と同じ発音の「鶏(とり)」を食べたりするそうよ。
逆さまになった「福」がはられたドア。
福がたくさん来るといいな。