今日は、東山(ひがしやま)のお寺めぐりをすることにしました。
まずは、京の人たちが親しみを込めて「きよみずさん」と呼ぶ
「清水寺(きよみずでら)」へ。
すみわたった青空が、いつもより高く感じます。
息をのんだのは、くぎを1本も使わず組まれた129本の柱の上の「清水の舞台」。
思いきったことをするときの気持ちを
「清水の舞台から飛びおりたつもりで」とよく言いますが、
それはまさしく、この清水の舞台のこと。
このお寺が、昔からいかに多くの人の話題にのぼり、
有名だったのかがわかります。
清水さんにお参りをしてから、
二年坂(にねんざか)、産寧坂(さんねいざか)、ねねの道を
風に吹かれながら、てくてく歩きました。
人気の甘味どころや和雑貨屋さん、清水焼のお店が軒を連ねています。
太陽が西山にしずみはじめる頃、「知恩院(ちおんいん)」に到着。
旅人をむかえる三門(さんもん)は高さ24メートル、
横の長さ50メートルの巨大な木造の門。
堂々とした姿の三門をくぐりぬけると、正面には急な石段が。
一段、一段がかなり高く、階段を上りきったときには
ひたいにうっすらと汗が浮かんでいました。
ふり返ると、その高さにまたおどろかされます。
上りきった境内(けいだい)には、御影堂(みえいどう)の姿。
広々とした景色を見て、がんばった甲斐(かい)があったなぁ、と
ひと息ついたのでした。