「 | クリスマスの奇跡!」 |
「 | サンタさん・・・・・・?」 |
「 | ここは、森と湖の国。」 |
「 | 初ライブは大成功!」 |
「 | わたしのそら。」 |
雨上がり。
しっとりぬれた竹の葉からは、まだ丸いしずくがきらめいています。
嵯峨野(さがの)の竹林をゆっくりと歩いていると、
水をふくんだつめたい空気につつまれました。
ざわざわとひびく葉ずれの音が、耳に心地よくひびきます。
突然、目の前に、木の姿そのままの鳥居(とりい)が現れました。
にぎやかな境内(けいだい)を見わたすと、
やっぱり若い女の人が多いみたい。
それもそのはず。
だってここは縁むすびで有名な野宮(ののみや)神社なんです!
私は本殿(ほんでん)にお参りしてから、さっそく縁むすびの神様のところへ。
もちろん、お願いするのは・・・・・・。ヒミツです!
〈千年も前の物語に登場した神社〉
源氏物語(げんじものがたり)で、かなしい別れの場所となった「野宮神社」。
でも、そんな場所が、今では縁むすびで有名な場所になっているなんて、
とてもふしぎです。