スクールに通い始めて、はじめての週末。
1時からのバンド練習に向かうとちゅうで、
バッキンガム宮殿(きゅうでん)の近衛兵(このえへい)交代を
見ることができました。
宮殿の前には、この交代を見ようと、たくさんの人、人、人。
金もようのあしらわれた黒い大きな門の前で今か、今かと待ちかまえています。
馬に乗ったけいさつ官が観光客をゆうどうし、行進するための道をつくると、
ついに、あの有名なふわふわの黒い帽子をかぶった
バッキンガム宮殿の兵隊さんの登場です!
白馬にのった兵隊さんを先頭に、
鼓笛隊(こてきたい)のリズムにのせて歩いてきます!
むかし、私が絵本で見た兵隊さんの人形そのまま!
おどろくほどそろった足なみで、前へ前へ進んでいきます。
この兵隊さんはみんな、バッキンガム宮殿にいる女王様を守るための
兵隊さんなんだそうです。
どうりで、みんな、りりしいはずですね!
しばらく見ていたら、私まで行進したくなってきてしまいました。
私、進め!進め!
前に進め!進め!
〈バッキンガム宮殿って?〉
バッキンガム宮殿は、女王様をはじめ、王室の人たちがお仕事をするところです。
宮殿に“ユニオン・フラッグ(イギリス国旗)”がかかげられていると、
「女王様がいますよ」という合図なんだって。
赤い制服に、ふわふわの長い黒帽子をかぶった近衛兵が有名ですが、それは夏服。
私が見たときは冬服だったので、グレーのコートを着ていました。