今朝、ジェシカちゃんからわたされた小さなお手紙。
『“親愛なるリカへ”
リカの歌声に感動したパパとママが、バンド活動を許してくれました!
だから、今日から練習再開!放課後、いつもの練習スタジオで待ってる。
サンキュー(ありがとう)、リカ!
それでね、私、リカにオリジナル曲の詩を書いてほしいって思ったんだ。
リカのこれまでの旅をそのまま詩にしてほしいの。
マリアとも話してたんだけど、リカにならきっとできる。考えてみて!
“ジェシカ”』
私は授業が終わったとたん、先生とクラスメートに大きな声でさようならを言って、
ギターをかかえて走り出しました。
練習スタジオには、ジェシカちゃんもマリアちゃんもまだ着いていません。
もう一度、手紙を読み返してみると、
「リカのこれまでの旅」という言葉が目に飛びこんできました。
私の旅ってなんだろう・・・・・・?
その後、合流したジェシカちゃんとマリアちゃんはオリジナル曲の話でもちきり。
3人で話していると私にできるような気がしてきて、
つい「やってみる!」って言っちゃったけど、
バンドの練習中も、練習スタジオからの帰り道も、
ごはんを食べている時も、シャワーを浴びている時も、
ずっとずっと考えてしまいました。